平凡社地図出版

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  • 弊社は、2024年5月8〜10日に東京ビッグサイトで開催される第15回EDIX東京に出展いたします。このため、この週は不在となるスタッフが多くなるなど業務に影響が生じる可能性がございます、詳しくは担当者までお尋ねください。 <2024.04.25>
  • 情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 人文学オープンデータ共同利用センターと株式会社平凡社地図出版は、『日本歴史地名大系』の機械可読データ化に向けた協働を推進し、このたび歴史的地名の「行政区画変遷」に関する大規模オープンデータ公開に関するプレスリリースを行いました。 <2023.10.18>
  • 学習地図ライブラリ特設ページに、搭載されているテーマ一覧を新たに掲載いたしました。 <2023.10.12>
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神社脇での昼食事情

食べるに困らぬ場所だけど、いろんな事情が見え隠れ

神社脇での昼食事情

私が勤め始めて以降、職場は少しずつ「都心方向」に移動してきています。埼玉県朝霞市から始まって、豊島区要町、文京区音羽、新宿区山吹町…そして今の所在地は一応「お堀の中」千代田区九段南というふうに。これ以上中心を目指すなら、残るのは皇居の中だけだよね、とかいうブラックユーモアが社内で出たりもします。

当然、移転の都度周辺環境はガラリと変わります。環境を形成する要素は無尽蔵にあるので、都心に近づくほど良いことづくめとは限らないのですが、それでも確実に良くなっていったと言い切れるのが、ランチ事情。事務所の多い都心部ほど、それだけ多くの勤め人の腹を満たす飲食店も比例して多くなるので、ランチの選択の幅は飛躍的に広がりました。要町や音羽では週1程度のペースで食べ歩いていたところ、山吹町や九段南は2〜3週に一度くらいのペースにまでスパンが伸ばせています。もっとも、都心の方がどうしても店の維持にコストがかかる分飲食代は高くなる傾向にあり、デメリットもないわけではありませんが…。

職場周辺飲食店マップ。単なる分布図でも分かることがいろいろ…

では、今職場周囲にどのくらいの飲食店があるのかを、大まかに示した地図がこちらです(職場の場所は緑星)。中には弁当を買える「物販店」(青で表示)も若干含まれている上、実際には執筆者が行ったことのある店だけをプロットしているためこれで全部というわけではありませんが…それでも、店名を直接地図中に落とすことはできず相番号方式で示さねばならないくらいの高い密度であることは、端的にお分かりいただけます。また、この図からは分かりませんが同じビルでも地下と通りに面した1階にそれぞれ別の店がある、といった多重立地があるのも都心ならではで、それまでの所在地ではここまで高密度になることはありませんでした。ちなみに、職場の1階も出入り口こそ違えど、<2>で表したセブンイレブンが入居しています。

さらに眺めてみると、北は靖国神社、南は東京家政学院大や大妻女子大が横たわっていて店の分布がその間に挟まれたエリアへ極端に集中していることが分かります。さらには、間に挟まれたこの一角だけ、道路の密度も異様に細かいことが分かります。これ、いろんな説があるようですがかつての「花街」の痕跡とする考え方があるようで、実はプロットした店の一部にもその頃の名残があるのだとか。また、分布には灰色の消えた店舗がそれなりに目につきます。職場がこの地に移転してまもなく5年目になりますが、この程度の期間でも、維持難からであろう消えたり現れたりが繰り返される出入りの多さ、競争の激しさもまた、少し寂しい気もしますが都心一等地ならではなのかもしれません。

地図往来

地図制作の現場体験から「地図」の魅力を多方面にわたり語って参ります。地図はおもに私達の生活する地球上の時空間の仕組みを図化するものです。従って、自然、人文現象等、森羅万象を対象といたします。縮尺の概念が絡む世界ですが、大変広域に、また奥深く・・・お楽しみに!

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