平凡社地図出版

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  • 弊社は、2024年5月8〜10日に東京ビッグサイトで開催される第15回EDIX東京に出展いたします。このため、この週は不在となるスタッフが多くなるなど業務に影響が生じる可能性がございます、詳しくは担当者までお尋ねください。 <2024.04.25>
  • 情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 人文学オープンデータ共同利用センターと株式会社平凡社地図出版は、『日本歴史地名大系』の機械可読データ化に向けた協働を推進し、このたび歴史的地名の「行政区画変遷」に関する大規模オープンデータ公開に関するプレスリリースを行いました。 <2023.10.18>
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相鉄・東急新横浜線、直通へ向け秒読み

どうなる? どうする? 地下鉄路線図

相鉄・東急新横浜線、直通へ向け秒読み

首都圏を覆う巨大な鉄道網を俯瞰しても、近年稀に見る大プロジェクトと言える相鉄・東急の新横浜線を介した直通運転、いよいよ開業が今月中旬に迫り秒読みの段階に入っています。当事者たる両社では、訓練運転をはじめとした入念な準備が連日繰り返されているほか、これらの乗り入れ先・到達先でも開業に向けた準備が行われているケースが散見され、変革の大きさを改めて感じさせます。

乗り入れ先のひとつ、東武東上線ではホーム上の案内看板に『新横浜』『相鉄線』の文字が入り始めました

今回の開業には、『全く新しい・史上初』な出来事があります。それは、異なる地下鉄路線が3本も乗り入れる、という事実。今までも2本が乗り入れるケースはいくつかあったのですが、同じ線路に3本も…というのは、臨時列車の運転などで突発的に起きたことはあっても、恒常的な現象としては過去に例がありません。とは言え、これは地下鉄路線図と各社の発表とを眺めていれば「そうなるよね」と分かる話ではあります。

もう1点意外なところで指摘しておきたいのは、別々の地下鉄が別々の乗り入れ先で『ご対面・こんにちは』する事実。相鉄本線の終点・海老名はすでに、隣に並ぶ小田急線に千代田線が乗り入れています。実際のダイヤでバッチリ並ぶケースは稀かもしれませんが、路線図では東京からはるか離れた郊外で、地下鉄同士が同じ駅で再び接するという状況が生じます。こちらはすでに横浜駅で先例がありましたが、副都心線沿いで同じケースが再び現れることになり、路線図上の『大げさ感』に拍車をかけています。

これらを踏まえ、今までの地下鉄路線図のルールに則って『新横浜線』開業を反映するとどうなるでしょう…

修正してみるとやはり表現はとても大げさになってしまいました、こんなにパイプが太いわけではないのですが…

作業してみた張本人が、思わず「うわぁ…」と思うような仕上がりに。確かにあちこちチェックすると、表現そのものは決して間違っていないのですが、これはちょっと凄いことになっちゃったなぁと感じるのも事実です。裏返せば、これを機に『今までの路線図のルール』を洗い出し、考え直してみるいいきっかけなのかもしれません。今後も、こういったケースが現れないとも限りませんし…。
(注・開業を反映した時刻表がすでに発売されていますが、これらと上図とでは編集基準も表現スタイルも異なるので同じような表現になっているとは限りません、ご了承ください)

地下鉄としての話題はここで完結しますが、相鉄線としての話はこれで終わりではありません。当然、新横浜線への直通列車以外に従来の相鉄横浜駅を発着する列車は引き続き運行されますし、先行して開業していたJRとの直通も存続します。なので、今後利用客にとっては合計5方向に散っていく列車を、目的に応じて乗り分けるスキルが必要になってくるわけで…相鉄沿線の皆さん! 路線図片手にご一緒に学んでまいりましょう!?

地図往来

地図制作の現場体験から「地図」の魅力を多方面にわたり語って参ります。地図はおもに私達の生活する地球上の時空間の仕組みを図化するものです。従って、自然、人文現象等、森羅万象を対象といたします。縮尺の概念が絡む世界ですが、大変広域に、また奥深く・・・お楽しみに!

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